マルゲリータの本棚
年末、ほとんど死に部屋だった空間を、夫婦の仕事部屋に整えました。
リビングに次いで我が家で2番目に広い部屋なのですが、
夫の仕事道具を置いたスチールラックと、間に合わせで買った
見た目バラバラな本棚が壁面をふさぎ、
空いている空間は夫の仕事用のデスクや棚に乗り切らない仕事道具、
掃除機やスーツケース、使ってない家具などがいつのまにか占領して、
正しく物置部屋になっていました。
その状況が何年も何年も気になっていたのですが、
どうしたら使える部屋になるか、見当もつかなくて。
ところが、マルゲリータという本棚を見つけてから、道が開けたのでした。
マルゲリータというのは建築設計事務所がデザインしている本棚なのですが
壁面に合わせて幅や高さを選べるため、オーダーメードに近い使い方が可能とのこと。
悩みに悩んで、7コマ×5コマのカウンター付き本棚を購入しました。
手前のノートPCが私、奥のノート&モニター&キーボードが夫。
今は仲良く並んで仕事をしていますが、
夫が家で仕事をしないときはキーボードを載せたデスクを片付けて、
私がこの広々としたカウンターを占領します。
奥のモニターにカーテンが映ってますが、これはマルゲリータの対向の壁の本棚。
すぐ横が窓で、日差しで本が焼けるのを防止するためカーテンをつけています。
そして、その隣りも本棚。
断捨離で本を減らし、最近はキンドルなどで読むようにしているのですが、
それでも減らせない本がまだまだあるため、本の収納が部屋を整えるカギでした。
実はもう1架天井までの本棚があるのですが、それはリビングへお引越し。
この部屋にはもともとあった2架とマルゲリータを置いているのですが、
マルゲリータの収納量がかなりあるため、全体的に余裕が生まれました。
天井まであるにもかかわらず、壁になじむ色味のせいか
背板のないオープン式だからなのか、圧迫感も全然ありません。
とはいえ、夫にも協力してもらい、仕事の道具で古いもの、
もう使わないかもしれないものをかなりの量、断捨離してもらいました。
この部屋だけでなく、家の中に分散していた同じカテゴリーのものを
一つの場所に集める、ということもしました。
その結果、家中のすべての部屋の収納や物の見直しもしなければならず、
なかなかの作業量でした。
でも、それによって寝室の押入れがスカスカになり、
物を探してあちこち部屋を探し回ることが減り(なくなった、とはいわない)、
部屋も快適で、仕事の集中度も上がり、いいことだらけ。
……といいたいところですが、出費も多かった!
マルゲリータが税込で20万円超。
傷がつきやすそうな材質だったので、横長のカウンターに合うように
ビニールマットを特注で作ることに。
粗大ゴミ代も結構かかったし、
この部屋に届くWi−Fiの電波が弱かったので、無線LANルーターを買い直したり。
そこへきて、加湿器が水漏れするようになってしまい……。
すわ買い替えか!と思ったのですが、調べるとタンクの亀裂が原因かも、
ということで見てみたら、確かにうっすらひび割れのようなものが。
試しにパテで塞いでみたら……直りました!
白い粘土みたいなのがパテ。
ここにあった小さな亀裂が、水漏れの原因だったようで、
塞いだらピタッと水漏れしなくなりました。
水漏れしていたので、たらい様のものに入れて使っていました。
ちょろっと濡れているのは、タンクを取り付けるときに少し溢れてしまった水です。
もう漏れないことがわかったので、このたらいは外せます。
今は、この部屋で仕事をするのが楽しくて、
お金もかかったし、大変だったけど、やってよかったと心から思っています。
まだ、とりあえず本を収めただけなので、もっと使いやすいように
見直す必要がありますが、それはまあ、おいおい。